2011/10/28(金)狼と香辛料

はてブ数 2011/10/29 09:54 レビュー::ラノベつーさ

先週は火曜日に、1巻2巻を人に借りて読みどっぷりハマってしまい、
待ってれば貸してあげると言われつつも待てずに自分で買っての
それからほぼ1日1冊ペースで読んでいます。

今日は13巻を読み終えました。

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とりあえず4冊並べてみた(何)

行商人ロレンスと賢狼ホロがお金を儲けながらホロの故郷を目指して?旅をしていくお話。
旅の途中では事件に巻き込まれたり、情報を見つけるために危ない橋も渡ってみたり。
商いをする人間同士の交渉、腹の探り合い。思考と言葉、相手の反応と判断で儲けるか損をするかが分かれる。
大きな事件にも巻き込まれるのですが何とか挽回して儲けにつなげようとする思考を追いかけるのは、
知的好奇心をくすぐられる感じがして非常に楽しいです。ただ、時々難しすぎてついて行けないですが(笑

また、高校生ぐらいの主人公が多いラノベの世界では、主人公ロレンスは25歳という設定はなかなか珍しいように思います。
一緒に旅をするホロも齢何百歳という狼なので、二人ともしっかりと人物背景ができあがっている年齢設定。
軽口を飛ばし合う二人でも、その水面下では互いに相手の心の内を読んで会話の主導権を握ろうとしていたり
時と場所を変えてどちらかが落ち込めば、それぞれの考え方や気の回し方に沿って相手を慮*1ったり。
とにかく会話という会話が非常に丁寧に小気味よく描かれています。
互いの信頼も厚く(?)、いざという時には、互いに頭が回るからこそ合わせられる阿吽の呼吸。
こういうのは、高校生が主人公のボーイミーツガールではなかなか味わえないもので、
それはすなわち、大人のやり取りとでも言うのでしょうか……。
分別があって、物わかりが早くて、言葉の歯切れも良くて、そんな会話の相手がいて旅が楽しくないはずがない。
ちなみに、7巻とか11巻の短編は激甘ですがこれはこれでまたいいなぁとかなんとか。

物語に出てくる表現の幅が非常に多彩で、
出会った商人の雰囲気から二人の気持ちの揺れ動きまで繊細に描かれています。
この世にはこんなにたくさんの言葉があったんだ、こんな表現ができるものかと驚いたり。
物語の面白さを支えているのは、何より筆者のこの語彙力ではないかとか思います。

ファンタジーで旅でコミュニケーションを楽しむ。
私の求めていた世界がそこにはありました。辛口のホロには完全降伏です。
……ロレンスも時々かっこいいです。

と、まとまりもなくだらだら書いてしまいました。
あと4冊なので、来週中には読み終えてしまうのでしょう。
ああ。どんな結末を迎えるのか。楽しみです。

*1 : おもんばか

2009/04/15(水)神様のメモ帳

はてブ数 2009/04/15 22:30 レビュー::ラノベつーさ

[extasin:4840236917:神様のメモ帳 / 杉井 光:「ただの探偵じゃない。ニート探偵だ。世界を検索し死者の言葉を見つけ出す」路地裏に吹き溜まるニートたちを統べる“ニート探偵”アリスはそう言った。高校一年の冬に僕と同級生の彩夏を巻き込んだ怪事件、都市を蝕む凶悪ドラッグ“エンジェル・フィックス”―すべての謎は、部屋にひきこもる少女探偵アリスの手によって解体されていく。「真実はきみの平穏を破壊する可能性がある。それでも知りたいかい?」僕の答えに、普段は不真面目なニートたちが事件解決へと動き出す!情けなくておかしくて、ほんの少し切ない青春を描くニートティーン・ストーリー。]

読んだので。

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2009/04/10(金)旅に出よう、滅び行く世界の果てまで。

はてブ数 2009/04/10 05:40 レビュー::ラノベつーさ

[extasin:4840241929:旅に出よう、滅び行く世界の果てまで。 / 萬屋 直人:世界は穏やかに滅びつつあった。「喪失症」が蔓延し、次々と人間がいなくなっていったのだ。人々は名前を失い、色彩を失い、やがて存在自体を喪失していく…。そんな世界を一台のスーパーカブが走っていた。乗っているのは少年と少女。他の人たちと同様に「喪失症」に罹った彼らは、学校も家も捨てて旅に出た。目指すのは、世界の果て。辿り着くのかわからない。でも旅をやめようとは思わない。いつか互いが消えてしまう日が来たとしても、後悔したくないから。記録と記憶を失った世界で、一冊の日記帳とともに旅する少年と少女の物語。]

何を評価したせいか忘れたけれど、Amazonのおすすめ(笑)に出てきていたので
送料もったいないし、と(笑) タイトルで選んでポチ。

結論から言うと、これは当たりだった。
ポチったきりずっと積んであったのだけどもっと早く読めば良かった。

設定的にはかなり絶望的な世界で、少年と少女が旅をしていく。その道中に出会った人や出来事を、少年と少女の視点で綴っている。

舞台はたぶん北海道なのだけど、名前が出てこない。
それどころか主人公である少年と少女の名前すら出てこない。
固有名詞が一切出てこない小説。

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2008/04/30(水)蟲と眼球 シリーズ

はてブ数 2008/04/30 02:58 レビュー::ラノベつーさ

[extasin:4840112738:蟲と眼球とテディベア / 日日日:内容(「BOOK」データベースより)
貧しいながらもケナゲに生きる高校生・宇佐川鈴音には愛する人がいた。知力、体力、財力、ルックスすべてに完璧な教師―その名は賢木愚龍。ある日あるとき鈴音が見た「林檎の夢」をきっかけに、二人は有象無象の輩にその純愛を邪魔されることとなる。それは「虫」という「個」を持たぬ謎の存在だったり、スプーンで武装(?)した「眼球抉子」なる名の猛き少女だったり―。魑魅魍魎を相手に二人は生き残れるのか?未曽有の学園ファンタジー開幕!第1回MF文庫Jライトノベル新人賞編集長特別賞受賞。]
"日日日"と書いて"あきら"と読む。

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2005/12/15(木)LAST KISS / 佐藤ケイ

はてブ数 2005/12/15 08:52 レビュー::ラノベつーさ

[extasin:484022160X:LAST KISS / 佐藤ケイ:私が死んだら、お兄ちゃんはきっと泣くと思います―”
重い病気を持つ中学二年の井崎由香。夏休みに一時退院した彼女は、これまでほとんど接触のなかった兄の智弘とともにひと夏を過ごす。生まれて初めて兄に買ってもらった帽子、二人で出かけた六甲山上の植物園、兄の幼馴染のかんネェに連れていってもらった須磨の海。何気ない日々の中で、少しずつ兄への気持ちは形を変えていく。やがて訪れる悲しい結末は変えられないと知りながら…。]

昨日の夕方、本棚にあるのがふっと目にとまってしまい、引っ張り出して読んで泣いた(2回目)。

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