2006/02/23(木)ひぐらしのなく頃に4

はてブ数 2006/02/23 15:57 レビュー::ゲームつーさ

3話まではだいぶ前に遊んでいて、
その辺である種の飽きが来てしまい。
ただ、なんとなしに、なんか読み物したいなと思ったので、今更ながら。

5話以降はまだ遊んでいないことを断った上で、
この時点でのやや身勝手なレビューコメントをすると……

少しだけネタバレ含みます。

大石さんが出まくる話ですが、初めて大石さんがかっこよく見えました。
そして、お馴染み痛快なゲームシーンは大好きです。
天才雀士。こういうのはたまらないです。フルフルしてきちゃいます(笑

3作遊んでると大体作者のやりそうなことが見えてきます。
中盤あたりで展開を予想したんですが、大体想像通りというか。
終盤、特に主人公が「気づけなかったこと」に対して後悔するあたりなんかは、
とても古典的で、誰もが予想できたように思いますω
まぁ、そういう期待を裏切らない展開もいいっちゃいいのですが。
ベタな展開を使うときほど、作者の表現力が問われるので、
そういう部分で、ちょっと粗が見えてしまったのが残念です。

それと「あとがき」の部分まで書くことはなかったんじゃないかなぁ。
「暴いていく」止まりの方が期待度が高まったかも。
ただ、そこで止めると伏線を一個作ることになるので、
主人公たちがそれを解決しない場合は、こうするしかないのかなぁ……。

本編終了後のお疲れ様会やスタッフルームは、
ネタがわかれば楽しめます、と言った感じで。
暗闇先生のネタ吹いた口です。

さて、ひぐらしが比較的成功してる理由は、やはり、
すべてを謎で包み込んでしまうという手法だと思うんですよ。
徐々に明らかになるでもなく、
4話までは謎に謎を重ねてひたすら謎を残すだけの内容なので、
ここまではなかなか面白いような気がして読んできたんですよ。

ただ、3話目終わったあたり気づいたんです。
「ここから先はあまり楽しませてもらえないのでは?」

ここまで読んで予想する今後の何とかってやつです。
作者が予想して欲しいことはたぶんもっと違う内容だと思いますがω
あくまで、ここまで読み進めてきたところで判断しているので、
実際はそうじゃない可能性も大いにありえますが。

この手の話は答えが出るごとにどんどん陳腐化されてしまう場合が多い気がします。
作品後半の面白みは、
"絡んだ糸が解けていく快感をどこまで誘発できるか"とか、
"もしくは、とんでもないどんでん返し!" あたりに掛かってくると思うのですが、
ここまで読んできて、あまり期待できないなぁ、と思ったわけで。
ここから先の話を読み進めて、実際に全体が読めたとき、
「あぁ、はいはい、そういうことね」で終わってしまうかもしれない。
単に私の楽しみ方が下手なのかもしれませんが、その辺がちょっと不安な感じです。

まぁ、それがわかるまで、いろんな推理を巡らせるのが、
このゲームの楽しみ方なんだとは思いますが。

でも、いいなぁ、チームでゲームが作れるって。羨ましい。

ps. 5話冒頭だけ。BGMの品質がやたらアップしてるあたりにビビりましたω